「何者かにならなきゃ」と焦っていたあの頃の私へ。

あの頃の私は、何者かになろうと必死でした。

自分で選んだ道だから、何かすごいことをしなければいけない。
何かを成し遂げなければいけない。

もっともっと頑張らなきゃ。
もっと上に行けるはず。

そう思って、どこか違う方向に必死になって
そうやって、自分自身を追い込んできたように思います。

向上心があり若さあるゆえの、行動だったのだと思います。

周りから見たら、仕事人間だって思われていたかもしれないけど。
(実際に言われていたけれど)

だから、毎日何かをしていなければ安心できなくて、
空白になる日がないほどスケジュール帳はカラフルに染まり、
それを見る自分が誇らしく思っていた気さえします。

20代という、大学を卒業し社会に出て、
自分の力で未来をつくっていく、
その大事な時期に、「行動力がすべて」だと
少しいきすぎてしまっていたように思います。

そして、いつの間にか、それが自分にとっての
「普通」になり、

休みたいのに休めなくなったり。

本当は疲れているのに、立ち止まることが怖かったり。

周りがどんどん前に進んでいくように見えて、
自分だけ取り残される気がしてしまっていたり。

そんなふうに思うようになっていったのですよね。

今思えば、かなり度を超えていたのかなと思うほどです。

心や体の小さなサインがあっても見逃してしまい、
いつしかポキっと折れてしまう。

自分の限界を、知らないうちに超えてしまう。

やる気が起きない、
好きだったことが楽しいと思えない、
燃え尽きを繰り返す、
しまいには、体が動かなくなる。

責任感が強く、完璧主義。

いいことではあると思うのですが、強すぎるとそれは大きな刃となって自分に向かってきます。

心や体からのサインは必ずあります。
それを見逃してきた、または知らないふりをして
限界まで走り続けた結果、いつしかエネルギー切れになってしまうのです。

このような状態になってしまうのは、きっと、
頑張りすぎてしまい、責任感が強く、向上心がある人。

そう、「休むこと」に罪悪感を持ちやすい人です。

じつは、「休めないのは意志が弱いから」ではありません。

大きな責任、プレッシャー、社会が突きつける”こうでなければならない”。
そして、自分自身が感じてしまう”こうでなければならない”。


それらを感じている時ほど「休む」選択ではなく「頑張らなきゃ」と感じ、
そして、無意識のうちに「休んではいけない」と思い込んでしまう。

「休む」ことが”悪い”ことだと、思い込まされて(or 思い込んで)しまっているからだと思うのです。

私たちは、常に、周りからの「評価」でどういう人間か判断されがちですが、
一番大事なのは、自分自身が、自分をどう評価するか、だと思うのです。

自分が、自分のことを”どう思っているか”。

だからこそ、そのさまざまな重圧から逃れるためにも、
自分自身が、「そのままの私でいいよ」と受け入れてあげること。
「よく頑張ってるね」と、そして

「大丈夫だよ」

そう言ってあげられる自分自身との関係であること。

ずっと一緒にいるのが自分自身だからこそ、
私自身が、”いちばんの理解者”でなければならないのです。

初めは、なかなかできないものです。
でも、もしも目の前にあなたの大切な人がいたらどうでしょう。

あなたは、どんな言葉をかけてあげますか?

きっと、誰しもが
思いやりと優しさに溢れた言葉をかけてあげるのではないでしょうか。

私は、そう考えるようになってから、
自分にかける言葉が変わっていきました。

”大切な人を大切にするように、私自身を大切にする。”

初めはなかなか難しいからこそ、少しだけ、
大切な人の力を借りる。

きっと、それができるようになったとき
世界の見え方が少しずつ、変わってくると思うのです。

言葉が変われば、自分の感情は変わる。
感情が変われば、考え方も変わりますよね。
では、その考え方が変われば、どうでしょう。


きっと行動が変わります。
その行動は、あなた自身を大切に扱い始めます。

使う言葉を変えれば、自分にやさしくなれる。

私が、なぜここまで「言葉」を大事にしているのか。

「出会う言葉で、人生が変わる」

ということを、夢に向かうながいながい道のりで、身をもって実感してきたからです。

そして、その言葉は、夢に向かうと決めた
当時大学生の私が、大切な”一冊の本”から受け取った
最初のメッセージでもあったのです。

その「本当の意味」に気づいたのは、
夢を叶えるまで”あと一歩”のところでした。

今日、もし「頑張らなきゃ」という焦りを感じたら、
心の中でそっとつぶやいてください。

「今日はここまでで100点満点だ」と。

完璧を目指して走り続けるのではなく、
”今日”という一日の頑張りを、あなた自身が認めてあげて欲しいのです。

かつて、夢のために必死に走り続け、
自分を見失い、傷つき、
それでも諦めずに前を向き続けたあの頃の私へ。

そして、今を一生懸命に生きる、夢追うあなたへ。

今日ここで出会った言葉が、
あなたの明日を少しだけやさしく変えるきっかけになりますように。

あなたなら、きっと大丈夫。
Believe in yourself!